中華のサカイ 本店(北大路)
昭和14年に喫茶店として創業したサカイ。その後洋食店を経て、中華を始めたのは戦後のようだが、いずれにせよ戦前から続く店だ。百年で一人前と言われる京都なので、まだまだ新興の部類に入ると言うのが恐ろしい。新大宮商店街の一角に鎮座する風格のある店舗がお出迎え。店内は改装されたのかかなり綺麗な雰囲気だ。
「中華そば」530円。この店はやたら「冷めん」が話題になる店なのだが、この中華そばもなかなか独特で個性的。見た目は白濁した京都ラーメン的なビジュアルだが、スープもチャーシューも仄かな酸味があり、それがクセになる味わい。特注の麺ももちもちした太麺で存在感十分。この麺でつけ麺食ったらさぞかし美味かろう。
洋食屋時代の名残だというオムライスもなかなか美味いと聞いているのだが未食。喫茶店時代からのクリームソーダも気になる。食べたいものがいくつもあって私をいつも迷わせる店だ。
中華のサカイ 本店
京都市北区紫野上門前町92
市営地下鉄線「北大路」駅より徒歩12分
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