【閉店】らぁ麺すぐる(修学院)

 北大路の人気店「らぁ麺とうひち」のセカンドブランドが、2018年4月修学院にオープン。とうひちもそうだが、市内からはちょっと外れた場所への出店。今回も激戦区である一乗寺から一つ北の修学院という場所に出した。とうひちで二番手をやられていた方が店に立っている。

 「醤油らぁ麺」。「豚と小麦」というコンセプトを掲げているが、元々は「第一旭」などの老舗の豚出汁ラーメンの再構築だという。設計としては京都丹波高原豚のスープとチャーシュー、和歌山野尻醤油などによる生揚げ醤油のタレ、自家製麺という無化調ラーメンになっていた。京都で脈々と続く豚のラーメンに東京のエッセンスが加わったような印象。

 スープから広がる豚の旨味と油の甘みを巧く使った安定感ある味わい。国産小麦で打った麺も繊細ながら力強い。鶏を磨き上げたとうひちに、豚を磨き上げたすぐる、という位置づけだろうか。味噌も評判が良いようだし、限定で白湯もやったりしているようなので再訪しなければ。


らぁ麺すぐる
京都市左京区山端壱町田町8-6
叡山電鉄線「修学院」駅より徒歩1分

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京都拉麺通信

大好きなラーメンを通して、大好きな京都を語る。ラーメン評論家、山路力也のモノローグ。