【閉店】マルキョウラーメン(烏丸御池)

 デリカテッセン&カフェの「!-foods shinmachi works」が、2018年9月ラーメン専門店に業態変更。発達障害や知的障害のある方たちの就労支援をミッションにしている店舗だが、店自体ではそれをアピールはしていない。
 看板メニューの「驚ラーメン」(700円)は、豚骨鶏ガラベースのスープで濃厚な見た目よりも口当たりはライトでマイルド。野菜のポタージュも入っているような。その割にカエシが尖って立っているので、スープ本来の良さをやや打ち消してしまっている印象で惜しい。
 麺は中細麺だが茹で時間が短く固めだったので粉っぽさが残ってしまっていた。これはもう少し茹でた方が麺の美味しさが感じられるだろう。具はチャーシュー、メンマ、ネギだが、色合いがスープと同化してしまっていて見栄えが悪くこれもまた勿体ない感じ。
 ちゃんと作っているのは食べれば伝わって来るラーメンなのだが、細かな部分のバランスや、プレゼンテーションが弱くて訴求力に乏しくてちょっと残念。過不足ない接客や清潔感ある雰囲気も含めて良いお店だとは思うのだけれど。

マルキョウラーメン
京都市中京区町頭町108
市営地下鉄「烏丸御池」駅より徒歩4分

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京都拉麺通信

大好きなラーメンを通して、大好きな京都を語る。ラーメン評論家、山路力也のモノローグ。