Gion Duck Noodles(祇園四条)

 祇園に2018年12月オープンした話題店にようやくの訪問。大阪枚方の麺麗が京都に進出。正式な店名は鴨とラーメンの絵文字だが、通称としてGion Duck Noodlesがある。メニュー表記なども全て絵文字。これは話題性を狙ったとともに、言葉関係なく伝わるように、との意図もあるのだろうな、結局言葉で説明しないと分からない、というジレンマ。
 初訪なので基本メニューの「鴨ラーメンM」890円を。鴨は紀州和歌山の太田養鶏場の「紀州鴨」を使った半濁スープ。表面には鴨背脂が浮く。チャーシューは日替わり含めて3つの部位から選べるが、お店オススメのロース肉を。麺は石臼挽きしたライ麦を配合した細麺。丼の周りには山椒が散らしてある。
 非常にスタイリッシュで洗練された一杯だが、こればかりは個人の嗜好に依るが、僕の個人的な好みからはやや外れてしまうかな。鴨の香りや脂の甘みが弱く、山椒の香りが強くてスープに入れなくともかなり邪魔に感じた。麺も食感と色味だけで風味に欠けたのが残念。
 しかしながら、調理も接客もこなれていて丁寧。良いお店だと思うし、そういう意味ではオススメ出来る。まだオープンして間もない事もあるし、つけ麺など未食メニューもあるので必ずや再訪したいと思う。

Gion Duck Noodles
京都市東山区祇園北側329
京阪線「祇園四条」駅より徒歩5分

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京都拉麺通信

大好きなラーメンを通して、大好きな京都を語る。ラーメン評論家、山路力也のモノローグ。